S4-1
7. 萬福寺
映画「少林寺」を思い出した中華風佇まい
(前回の「糸村さんのスマホの画像」からの続き) ということで、村木さんがうろたえまくった「糸村自撮り」ポイントです。
大雄寶殿で自撮り
ここ!!!
宇治市にある萬福寺の本堂、大雄寶殿(だうおうほうでん)の前でした。
反対側から
法堂まで3分以上かかる件
萬福寺はS4初回スペシャルの3分コーナーのお寺でもあります。最寄り駅の京阪宇治線黄檗(おうばく)駅、JR奈良線黄檗駅、どちらからも徒歩数分です。
隠元隆琦禅師(オトナの一休さんではない)
寺の開祖の隠元隆琦(いんげんりゅうき)は、江戸時代初期に中国の黄檗山萬福寺より招聘されました。隠元豆に名を残した人としか知らなくて大変申し訳無かったですが、西瓜、蓮根、孟宗竹(タケノコ)も日本にもたらされたらしく、美味しいものを持ってきてくれた方に深く感謝です。
法堂
法堂への回廊
撮影が行われた寺院奥の法堂(はっとう)は、平日とは言え観光客がほとんどいない静かで清浄な空間で、「卍くずし」の勾欄と、整然と並べられた敷石に、異国中華情緒が感じられます。
ここで土下座は痛かったろうな伊東四朗
あの幕の仕舞い方
画面を見ると「水戸黄門」でおなじみの、葵の紋どころの白い幕が掲げられています。4代将軍徳川家綱より寺地や資金が寄進されて作られた、徳川家と縁が深い寺であり、威徳殿(いとくでん)には家康以降の歴代将軍神牌が安置されています。紋は徳川家から拝領した三つ葉葵で、そっくりそのままでは恐れ多いからビミョーに違うとか。
この日は線描きの紋幕
法要時に張り巡らされる幕を、丁度片付けている最中でした。 人の重みで抑えて畳んでいましたが、それを見て「荒川土手に簀巻きの死体」という不吉な言葉が思い浮かぶ、残念なサスペンス脳のオバサンであった。
萬福寺はお気に入り?
中国発祥なだけに、他のお寺では見かけないヘンなものが色々あって、そういうところが変人糸村の琴線に触れたのでしょうか。特にこの手持ち花火にしか見えないでっかい線香なんか、絶対に奉納してそうじゃないですか彼は。
占いの「筮竹(ぜいちく)」みたいに置いてある
花火かと
香炉も七宝で派手
他ではしない「ドヤ顔で自撮り」をしちゃうぐらい気に入ったのだと思います。
天王殿(てんのうでん)の布袋像は弥勒菩薩(!?)の化身とされる
「真空」の扁額は明治天皇の筆
当山では本場の普茶料理も供していて、「鉄鍋のジャン!」に出てきた「鰻の蒲焼もどき」があって、大いに気になるものの予約制。とりあえず胡麻豆腐買って帰ろう。