S16-1
14. 宗忠神社と隣の坂道
吉田山に位置するので階段をかなり上がる
広い境内
S16-1話で、美人すぎる巫女さん(岡本玲)が奉職する蛍田神社としてロケに使われたのは、左京区神楽岡(かぐらおか)の宗忠(むねただ)神社。吉田神社から真如堂や金戒光明寺方面に行く途中にある神社でした。
身代金…じゃない、お賽銭をあげよう
撮影は社務所でも
トリオ・ザ・府警(土門、蒲原、藤倉)のいたとこ
ドラマでは身代金を持ち寄る人でごった返していましたが、実際は訪れる人も少ない静かな神社です。真如堂方面から来た観光客が、ここの長い階段を見て踵を返すのを見ましたが、界隈はひと休みできるお店も少ないし、タクシーもオフシーズンはほとんど通らないしで、体力に余裕を持って散策することを勧めます。
隣は吉田山荘
この階段で事件は起きてないのだろうか?
美人すぎる巫女さん誘拐事件現場
階段が面倒な人はこちらからどうぞ(こっちも急坂)
上の写真の一部を拡大鮮明化したらテレビ画像そのまんま
高級料理旅館「吉田山荘」横から宗忠神社の勅使門(自動車のお祓い場所への出入り口)前を通り、吉田神社方面に抜ける坂道が、「タルンカッペ」…Tarnkappe、ゲルマン伝承に出てくる日本でいう「隠れ蓑(京レ2902式熱光学迷彩ではナイ)」。厨二風イカスネーミングでしょうが、語感で「カールおじさん風腹の肉がたるんだ田舎もん」が想起されて笑ってすいません。…による誘拐事件現場。
吉田山荘のカフェ「真古館」で一服しよう
写真でわかるように坂(吉田山)を登るに連れて真如堂の三重塔が見えてくる眺めの良い道です。(テレビ画面にガッチリ映って即場所が割れた)
吉田神社へと続き、人家はあるが寂しい道
自宅の目と鼻の先で誘拐されちゃったわけですが、はっきり言って日中も人通りがあまり無く、夜ひとりで歩きたくない道でした。「大事な娘なら白川通のバス停まで迎えに行ってやれよ~」とツッコみつつ見てた。
だいたいバス停からして「百鬼坂下」なんてヤバ気な名前。つまりこの坂が百鬼坂なのだな。バス自体は岩倉植松方面の41系統で、全然白川方面ではないので、バス路線の適当な場所に標柱を設置して撮影したのでしょうか?
左が竹中稲荷の入口
神楽岡(かぐらおか)というのは吉田山の別称ですが、同じ坂道が「おみやさん」S8-5話では「神楽町の天神坂」となって、やっぱり事件が起こっています。
道を隔てて竹中稲荷という吉田神社の末社があり、こちらはS9-3話の小学生時代の乾君と友人のシーンや、S21-10話の林家正蔵の防犯神楽(?)の稽古場として見ることができます。「遺留捜査」S4-最終話のロケも行われているので、忘れずに参拝いたしましょう。