S8-3 科捜研の女S23-3
9. カフェ アンデパンダン
武田五一設計のアールデコ様式の鉄筋コンクリートビル
秘密の地下カフェ
三条通御幸町(ごこまち)の東南角にある1928ビルは、その名の通り1928年(昭和3)竣工の、元大阪毎日新聞京都支局で、現在は改修されてアートな複合施設「アートコンプレックス1928」になっています。(下記のアートコンプレックス1928のサイトに建物の詳細が紹介されています。)
怪しい階段
オバサンひとりで入っていいのだろうか(ドキドキ
その地下にある「カフェ アンデパンダン」が、S8-3話のかつて美人局で逮捕された野崎(神保悟志)が、相方だった結城(雛形あきこ)に恐喝を持ちかけ拒まれた回想シーンで使われていました。
壁に書かれた店名が映った
意外なほど広々していた
廃ビルめいた雰囲気がたまんない
ビルとともに存在は知っていても、狭く薄暗い階段の怪しさから、カフェじゃなくてバー専門だとずっと思っていました。
オバサンひとり恐る恐る入ったそこは、セピア色の天井の隅から注ぐ外部の光が隠れ家ムードを盛り上げて、京都の繁華街ど真ん中であることを、暫し忘れさせる異空間でした。こことか「ライブハウス拾得」とか、普段ちょっと入りづらい場所を、京都サスペンスは色々と教えてくれました。
泰山タイルの壁が美しい
「科捜研の女」S23-3話では、ズバリ「三条通のカフェ」そのものとしてラストの逮捕劇が撮影されています。