S4-6
20. 嵐電
嵐電(らんでん)が最初どう読むかわからなかった
架空と現実の駅
等持院が撮影に使われたS4-6話で、糸村さんが赴いた桃山東駅というのは架空の駅名で、駅舎そのものは嵐電北野線の御室仁和寺駅でした。
2007年(平成19)に御室駅から御室仁和寺駅に改称。旧字体の駅名が掲げられたままでいる
仁和寺も良く知られるロケ地ですが、境内とともに駅がバッチリ出てくる作品としてまず挙げられるのが、松下麻理緒原作の2時間ドラマ「誤算」。偏屈な老資産家を中村敦夫が、その専任看護師のヒロインを羽田美智子が演じていました。
「科捜研の女」では正面の二王門前をマリコさんが自転車を走らせ、赤かぶ検事のOPにも使われ、「おみやさん」では駅前の喫茶店の篝(かがり)で姫野(梅沢富美男)が事件に巻き込まれと、見どころがいっぱいです。
有栖川駅
中学生時代の村木さん達修学旅行生が痴漢を捕まえたのは有栖川駅。京都らしい雅な駅名ですが、開業当初は葛野郡太秦村大字嵯峨野にあるから「嵯峨野駅」になったものの、「いわゆる観光名所である嵯峨野と紛らわしい」という理由で、ここと隣の車折神社駅との間を流れる「有栖川」に1975年に駅名改称されたそうな。
名前の割に庶民的な川
近くには科捜研ロケ地の「天山の湯」もある
嵐電でGO
これが一瞬映った
ラストで糸村さんと村木さんが乗車しているのも京福電鉄嵐山本線で、線路のカーブ具合と鉄道標識(キロポスト)で、有栖川駅~車折神社駅間の車折神社駅手前辺りと見当が付きました。何故か二人して京都市街とは反対方向、嵐山方面に向かっています。