S4-6、「科捜研の女」S11-13、「最強のふたり」3

19. 等持院

山門
「最強のふたり」3話では寺の名を変えて門前と斜め向かいのコンビニでロケ
仁和寺、龍安寺からも歩いて来れる観光コースだが空いてる

 北区にある等持院が、S4-6話の警察官の西岡(岩松了)が妻の真由美(国生さゆり)と良く見に行ったというお気に入りの場所。四季折々の花が咲く静かな美しい庭が迎えてくれます。

本堂へ
   

 嵐電北野線の等持院駅から歩くこと数分、山門の先も住宅が続いて少し焦りますが、もうひとつ門があって境内っぽい場所に入ると、銅像(後述)があって、寺はその先にありました。

「科捜研の女」ロケ地
見覚えある場所

 玄関から書院に入ってすぐに目に入るでっかい達磨大師の衝立は、「科捜研の女」(S11-13話)で見た!!!とテンション超上がりました。この先に糸村さんと村木さんが並んで座っていた本堂や、マリコさんが歩いていた庭園があります。

本堂と庭
糸村木コンビが座っていた
本堂と庭
   
本堂と庭
   

 西岡夫妻が座って眺めていたのは書院側の庭。足利将軍家歴代の菩提寺であり、庭園内には尊氏の墓である宝筐印塔があります。初訪問時(2018年秋)は改修工事中でせっかくの庭の眺めに、シートに覆われた本堂が映り込んでしまいましたが、今回改めて訪れて、庭を堪能して参りました。

書院の庭
本堂側から見た庭と書院。向こうに見えるのは立命館大学衣笠キャンパス
書院
書院は「科捜研の女」S11-13話のコンサート会場に
書院
   
書院
   
書院の庭
   
書院の庭
書院側から庭園に出て散策できる
池と茶室
「科捜研の女」S11-13話では芙蓉池と茶室「清漣亭」もバッチリ
ハンゲショウ
四季折々の花が楽しめる。涼しげなハンゲショウの群生 
尊氏の墓
尊氏の墓の宝筐印塔
達磨図
天龍寺にもそっくりな達磨図があるが、作者が同じだそうな

等持院撮影所とマキノ省三先生像

マキノ省三先生像
この方のおかげで京都はドラマ撮影の本拠地に   

 境内にある立派な銅像は、大正10年(1921年)、ここ等持院(住宅の建ち並ぶ辺りらしい)に撮影所を開設し、時代劇映画を制作すると共に、後の日本映画界を支える多くの人材を輩出し、「日本映画の父」と称えられたマキノ省三のものです。

 1957年(昭和42年)に太秦に立てられ、3年後にこちらに移築されたとのこと。日本映画の、ひいてはTVドラマの原点となる聖地です。

原型
ダルマ衝立の前の棚に原型があった
2023年8月改訂公開