S4-9
11. 西寺跡
国の史跡
S4最終話、糸村さんと海老名史香(大路恵美)との会話シーンは、南区にある国の史跡、西寺(さいじ)の跡。
東寺に対して西寺があると言うと、「え~?」と懐疑的な目を向けられることが度々です。平安京遷都の折に、朱雀大路を隔てて東と西に建立された王城鎮護の二大官寺でしたが、 西寺の守敏(しゅびん)が東寺の空海との雨乞い対決に破れ、以後、天皇の覚えも世間の評判もダダ下がり。落雷火災もあって徐々に寂れ、ついに廃絶に至ったそうな。
小学校近くの公園
結構広い
説明板がある
東寺と肩を並べるお寺だったのが、今や住宅街の中、唐橋西寺(からはしさいじ)公園内の小高くなった部分に、礎石の一部を残すのみです。(発掘調査で出土したもので、その点、土台さえ無い羅城門の跡地よりはマシっちゃマシ)
石碑があるだけの羅城門の跡地
史跡巡りの人より圧倒的に親子連れが多い
この辺にベンチを据えて撮影したっぽい
このアングル
京都市内の小学校の遠足定番の地でもあるそうで、確かにお弁当を広げるには良さげ。市内で生まれ育った同世代の友人に尋ねたら、 「そう言えば行ったような気がするような…う~ん、行った…か」という印象の薄さでした。
座って飲食してても問題なし
近くに小さいながら「西寺」というお寺さんがありましたが、特に関連性はなさそうです。他は地名に店名に、その痕跡があるのみです。