S22-1

40.宝ヶ池公園

現場から比叡山を眺める

事件現場

 「科捜研の女シーズン22」最初の事件は、宝ヶ池公園(公園名は違う)の賑わいの中で起こった人体発火という、ショッキングな幕開けでした。

駐車場や売店の目の前での惨事

 現場は八丁街道から宝ヶ池公園の東側駐車場に入ってすぐで、売店もトイレもあり、休日はドラマのように賑わう場所です。

S1-6話でも人体自然発火(ロウソク化)が

 普通のガーデンベンチで事件は発生しましたが、実際にはありません。手前に野外ステージを兼ねられる形のコンクリートベンチがあって、遠足気分で休憩しました。イメージ一新リニューアルのせいか、画面は暗めで色調も抑えた感じ(サントラも静的)でしたが、実際は比叡山を臨む明るく爽やかな公園の池の畔(ほとり)です。

撮影時は屋根部分に横木が渡されている
馬の群像はこの奥
ブロンズ像と広場

 現場近くには京都市の姉妹都市、スペインのグアダラハラ市から寄贈された大きな馬のブロンズ像があります。ここの前は「狩矢父娘シリーズ17 京都開運ツアー殺人事件」ラストの崖スポットになっているので要チェック。(「『国際会館』というアナウンスが聞こえたから行先は宝ヶ池!」という超推理展開だった)

躍動感あふれる

 池を時計周りに行くとボート乗り場があり、こちらも時折見かける場所です。ロケ地として自分が最も印象的なのは、満艦飾に飾り立てられて「ひょうたん湖のボート乗り場」になった実写版「逆転裁判」です。

ボート乗り場側から事件現場を臨む
   
映画「逆転裁判」撮影時

 宝ヶ池は古くから農業用のため池として作られた人工池で、1961年の国立京都国際会館の建設とともに、本格的に周辺の公園整備が進められ、今や左京区が誇る自然の宝庫です。ちょっとぶらついただけでも、色々な動植物を目にすることができました。

アオサギ
アヒルがのんびりと浮かぶ
鹿もいた
自転車乗り入れ禁止

 車でぐるっと街道を廻れば池の向こう側、国立京都国際会館に至り、こちらはS21-13話(マリコさんのソロキャンプ回)で「黒石ホールディングス」社屋となっています。近くにはS19-7話、S22-8話で使われた宝ヶ池連絡橋もあります。いずれも車でのアクセス良し!景色(背景映え)良し!人が少なくて良し!で、この界隈を数多くの作品で見る理由がわかりました。

京都国際会館
正面入口  
   
宝ヶ池連絡橋
2024年7月1日公開