S2-9、S21-8、S19-21、S21-10
34.六孫王神社と六孫王会館
清和源氏発祥の宮
前回の京阪国道口交差点歩道橋から、東寺の塀と生け垣、更に洛南高校を右手に見ながら壬生通を北にどんどん行くと、新幹線の高架手前に六孫王(ろくそんのう)神社があります。桜のシーズンにはその名が挙げられますが、普段は季節の花に彩られた静かな神社です。
新幹線が通り過ぎる
公式サイトやwiki等をかいつまむと、『御祭神は清和源氏始祖の源経基。経基は清和天皇第六皇子の貞純親王の子で、天皇の孫として「六孫王」と称され、邸宅跡地に経基の墓所と社殿が造営された。鎌倉時代に源実朝の菩提を弔う為、妻の本覚尼がこの地に遍照心院(大通寺)を建立し、当社はその鎮守社とされたという。戦乱などで社殿を失うが、元禄13年(1700年)から、江戸幕府により社殿が再興され現在まで伝わる。』そうな。
駅近の桜の名所
本殿は更に奥
更に『江戸幕府滅亡とともに衰微し、神仏分離により大通寺と分離。大通寺は1911年(明治44年)に境内地が旧国鉄東海道本線の鉄道用地となり移転を余儀なくされ、1964年(昭和39年)には六孫王神社境内地が東海道新幹線の用地となり、再び買収され狭くなってしまった。』
…なるほど。科捜研で見た「はんなり会館のあの凄い新幹線ギリギリ窓」の由来がわかった気がします。移転した大通寺は東寺の南側にあります。
大通寺
S21-8話(AI・UMAⅡの話)では神龍池の前で土門・蒲原コンビが京都AIセンターのスタッフに話を聞いていましたが、新幹線は防音壁で音はあまりしませんが、なんか気が散りそうですね。