S17-11
35.らくがき寺(単伝庵)
ついに来た!!!
科捜研ファンで珍スポ好き憧れの地
科捜研で知って是非とも参拝したいと思っていたのが、S17-11話で見た八幡市にある「らくがき寺」こと単伝庵(たんでんあん)です。5年越しで念願成就いたしました!(初放映は2018年2月1日)
コロナ禍以降、取材(?)は浅見光彦方式…つまり自分で愛車を運転し移動しておりますが、ここをナビ登録して行ったところ、住宅地のめっちゃ狭い道を指示され不安になりました。焦りつつナビに従って行くと、見覚えある山門の前に無事到着できました。やれありがたや。
奥に立派な大黒堂が
裏手(後述)にあった説明看板
由来は八幡市のサイトに詳しいですが、昭和30年代に大黒堂が再建された際に、当時の住職が大黒様によく見ていただけるよう、協力者にお堂の壁に直接願い事を書いてもらったことから始まった珍しいシステムで、ペンと落書きスペース分譲用の木枠が置いてあります。
デイリーポータルも取材に来た珍スポ
そんな訳で形こそ壁のラクガキですが、ふざけたものはありません。以前訪れた縁切り縁結びの安井金毘羅宮や、金運の御金神社の、ドロドロした人間関係の清算や、一攫千金、借金返済願いの絵馬に比べると、家内安全無病息災、合格祈願というごく一般的なものが多い感じでした。(あからさまな落書き、相合傘とか似顔絵的なのをちょっと期待していた)
子供の字がカワイイらくがき用グッズ(分譲用木枠)
「日陰の身」って、語彙力…
自分も祈願料を入れて申込用紙に住所氏名を記し、健康と安全を願い…スペースが無い!いや、あるけど上の方しか空いてない!なんとか隅のほうに書きましたが、堂内は毎年年末に壁をきれいに塗り直すそうで、一等地に書き込みたい方は、年初に訪れることをオススメします。
上の方は空いているけれど
マリコさんと喫茶店主の環(酒井美紀)が話していた縁側があるのが本堂らしいですが、居住スペース兼用のようで入口は閉ざされていました。大黒堂のみ土日に開かれています。
手前が「連理の松」
大黒堂の他にも「比翼地蔵」というお地蔵様のお堂や、それに因んだのか「連理の松」という立派な臥竜松が植わっていて、良縁関係の御利益も期待できます。
大黒堂と地蔵堂
天に在らば比翼の鳥、地に在らば連理の枝
画面には黄色く色づいたイチョウの木が映し出されました。雌木の大木で大量に実が落ちています。銀杏、美味しいよね。でも特に子供が食べると危険で、叔父にあたる人が幼くして中毒で亡くなっています。推理小説やサスペンスドラマで有毒植物はよく出てきますが、意外と身近にあります。使う予定は無いですが。
「らくがき寺」なんて名前こそ軽く見られそうですが、境内あちこちに美しく花が生けられ、大切に維持されている印象でした。
ここは茶室かしらん?
お堂を見上げると、向こうに見慣れたコンビニの看板が見えます。コンビニがある=幹線道路沿い!ということは…と裏手に回ったら、それなりに交通量のあるバス通りで、当寺の駐車場がしっかりあるじゃないですか!
裏に回ると意外に広かった
山門前に導いてくれたカーナビは確かに間違ってなかったけれど、こっちの駐車場情報が欲しかったなあ。帰りはぐるっとこっちに廻って、ローソンで温かい飲み物を買ってひと休みしました。