3話、数多くの作品
5. 浄福寺通
京都の街歩きと言えばこの曲
「遺留捜査」S4-5話では糸村さんと神崎刑事が織成館前を歩いている
赤いポストがたまらない
京都市内の南北を通る浄福寺(じょうふくじ)通は、東西を通る上立売(かみだちうり)通と寺之内(てらのうち)通の間が、おしゃれな石畳になっています。
ここも良く見る
周りには織屋さんが多い西陣の一角で、本隆寺裏手の金色の仏塔が見える十字路とともに、ここを見たのはざっと思い出すだけでも「刑事ゼロ」「科捜研の女」「狩矢父娘シリーズ」「遺留捜査」「おみやさん」等々と枚挙に遑がないという、一見地味ながら強力な「推しロケ地」です。
使えません
こちらは本物
眼科の看板に仁丹町名表示板、昔の赤いポスト(※使えません)がエモいです。ポスト脇にこれまたレトロな木造のどっしりした家屋があり、この前の路上がロケの定位置ですが、こちらの建物、サービスロボット開発で名高い会社「テムザック-tmsuk-」本店です。
「こち亀」の電極家を思い出すなあ
玄関先でロボットがお出迎えしていたことも
古い木造家屋と最先端ロボット企業という組み合わせが、めっちゃ「こち亀」テイストでたまんない。「刑事ゼロ」3話では聞き込み先の酒造会社となり、店から出た佐相刑事と時矢刑事が合流するシーンで見ることができます。
向かいの織成館(おりなすかん)は、この一帯で大きく商いをしていた織元の自宅兼店舗を活用したミュージアムです。通常の京町家とは違う「織屋建て」の家の中には、復元された能装束や、アンティーク着物ファン垂涎の美しい時代着物や帯が展示され、奥に織機が並ぶ工房があり、手織り体験もできます。
大型織機を入れる為天井が高いそうな
前の路上がロケに使われた際や、呉服、織物染色が関わる話では、協力企業としてエンディングに織成館の名が良くクレジットされています。
美しい戦前の着物
「びろうど」が読めない
岩上神社
通りには天鵞絨(ビロード)美術館もあり、西陣における織物の歴史をしっかり学ぶことができます。雨宝院(後述)に行く途中には大きな石を祀った岩上(いわがみ)神社があり、のばら珈琲や町家茶房宗禅で一服したり、通りを上がって(北上して)称念寺(猫寺)で猫ちゃんのお守りを購入したりと、ロケ地抜きでも街歩きが楽しい所です。