シーズン15-9

20. 恵光寺安産地蔵尊

右の坂道が入り口    
京都バス小町寺バス停すぐそば

叡山電鉄鞍馬線の市原駅から鞍馬街道を精華大方面に少し歩くと、道の左右に石垣が切り立った上に恵光(えこう)寺と補陀落(ふだらく)寺がそれぞれあります。

シーズン15-9話の偽装妊婦殺害事件の重要な手がかりとなるイラクサが生えていたのは、恵光寺の安産地蔵尊前でした。

坂を上がると本堂と地蔵堂が見える(更に上は墓地)
   
本堂

マリコさんと相馬くんは嵐山の法輪寺だったから右京区、宇佐美さんと亜美ちゃんは、妙満寺とここだったから左京区方面と捜査を分担したのかな?(リストの寺の名前は架空のものでした)

地蔵堂は本堂に隣接している
イラクサを見つけたのは右の掲示板の下辺り

下の道から見た印象と違って、本堂や鐘楼、広い墓地と奥行きが深く、お盆シーズンに行ったら人の出入りが結構ありました。肝心の安産地蔵尊は残念ながら扉が閉ざされており、美しく彩色されたお姿と千体地蔵はガラス越しに拝みました。

地蔵堂から見た鐘楼。かなり高低差がある

恵光寺のホームページやFacebookを見ると、仏教の啓蒙活動とともにコンサートや落語会といったイベントを積極的に行っているようです。また、ホームページのmetaタグが、「テレビドラマ『科捜研の女』のロケが行われた恵光寺です。安産地蔵など、お寺を使った映像が流れました。」となっており、SEO対策もバッチリです。

向かいの小町寺のが草深くてイラクサがありそうでした

小町寺(補陀落寺)

   
小町寺側から見た恵光寺   

恵光寺の向かい側、鞍馬街道を挟んで補陀洛寺があります。美人として名高い小野小町が晩年この地で亡くなったという伝説があり、「小町寺」の通称で知られています。

本堂に老衰像が安置されている

境内には小野小町供養塔、「百夜通い」の深草少将通魂碑、姿見の井戸(湧水の跡)等があり、本堂の阿弥陀三尊像の脇には小町老衰像が祀られています。こちらも思ったより広く起伏のあるお寺さんでした。

「姿見の井戸」と呼ばれる湧き水の跡(枯れてる)
小町供養塔

それにしても、長生きすればババア像を作られるし、若く美しくして亡くなれば安楽寺蔵の「小野小町九相図 」みたいな凄惨な絵に描かれたりで、ロクなことがないな小町。あと、補陀洛と聞くと井上靖の短編の「補陀落渡海記」、諸星大二郎のマンガ「帰還」(お松観音の話)、浅見光彦シリーズ「熊野古道殺人事件」が思い出されます。でもって「鬼首殺人事件」は小野小町が題材ですが、浅見が訪れるのは秋田県の小町ゆかりの地でした。

2019年1月改定公開

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