6. 上賀茂神社の社家町
明子はんが時々歩いたり話したりしている、水路とそこに架かるいくつもの小さな橋…「赤い霊柩車」で見て憧れた風景は、上賀茂神社から明神川に沿って続く家並みでした。
公開されている西村家別邸
「社家(しゃけ)」とは奇術道具マニア(@泡坂妻夫)ではなく、代々神社の神職や社僧(神社に所属して仏事を修した僧)の職を世襲してきた家のことで、京都においては現代も高い地位を誇っております。
伝統的建造物群保全地区であり、水路と家々の前を橋が連なる様子は、思い描いていた以上に静かな趣ある眺めです。 そして、そんな由緒ある佇まいを前に、「わーっ!ここだ!ここだ!!!」と初めて訪れた時(心の中で)大騒ぎするオバサン。
シンプルな正月飾りが美しい
水路に沿って少し下流に行けば、藤木社という小さな祠があり、こちらも「科捜研の女」や「京都地検の女」で見ることができます。
「京都地検の女」ではここにおでん屋台が!向こうでは「京都迷宮案内」の1シーンも
上流に行けば上賀茂神社境内で、これまた数多くのドラマで使われている定番ロケ地です。