2話、8話予告パート他
1. 上七軒
今出川通側はイマイチ風情に欠ける
らしいのは北野天満宮近くのこの辺
エンドクレジットに「撮影協力・上七軒歌舞会」と出るように、このドラマでは京都で最古の花街(かがい)である上七軒(かみしちけん・地元呼びだと「かみひちけん」)の各所を見ることができます。 歴史、行事の詳細、お茶屋さんの所在地等は、下の公式サイトからどうぞ。
上七軒通は北野天満宮の東門から今出川通まで、東南に斜めに伸びた通りで、祇園に次ぐ京都らしい景観地区です。一本道なのでストリートビューでも「見覚えのある場所」が簡単に探せます。
歌舞練場側から見た上七軒通
右は西方尼寺の塀
ロケは主に上七軒通、西方尼寺(非公開)西側の上七軒歌舞練場に続く道、同じく寺の東側の道で行われています。8話の予告パートで、 アリスが拉致されたことを知った火村が、歌舞練場への道から上七軒通に走り出ますが、寺の塀と丸い街灯が後ろに映りました。
上七軒通近くの西陣御召織元のアンテナショップ「弓月京店」は「京都南署鑑識ファイル」の、その先の「京漬物 もり」は「科捜研の女」S19‐1話の撮影協力をしています。
芸妓さんがモメてたとこ
上七軒通
同じく8話予告パートで、背景にちらりと「〒」マークが確認できます。京都北野郵便局は、景観に配慮したシックな町家郵便局でした。 不敵に笑う諸星沙奈江(長谷川京子)が立つのは、上七軒通の寿司店「芳月」の前。
カメラポジションの路地裏は、「853~刑事・加茂伸之介」では寺脇康文が犯人を追いかけて走り回っています。
右の建物が改築して雰囲気少し変わってた
火村先生の下宿も何故か上七軒
学生時代からずっと火村が住んでいる、時絵ばあちゃんが営む銀閣寺にほど近い北白川の下宿……のはずですが、外観に使われているのは、上七軒通の一筋南に連なる町家の一軒。周りにはお茶屋さんや飲食店もありますが、ここも含めて一般家屋も多い通りなので、なるべく静かに歩きましょう。
火村先生ちはこの奥
風情があり人通りも少ないせいか、良くロケが行われる一角で、「刑事ゼロ」1話では時矢刑事(沢村一樹)と佐相刑事(瀧本美織)が、上七軒歌舞練場裏手から「こっちだ!」と事件現場に向かっています。
暗くなると雰囲気最高
真盛辻子
右は西方尼寺
火村先生の下宿設定の町家の脇の道は、上七軒通から今出川通に通じる真盛辻子(しんせいのずし)。先が行き止まり(どんつき)になっているのが「路地(ろーじ)」で、通り抜けられるのを「辻子(ずし)」と呼ぶそうです。2話で火村と鍋島刑事(生瀬勝久)が歩いていました。「科捜研の女」S19-1話では、蒲原刑事が訪れています。