2. 浮御堂
京都近辺における崖的存在?
「赤い霊柩車」の真相解明の場と言えば、琵琶湖の浮御堂(うきみどう)が思い浮かぶ人が多いと思います。2018年秋放映のシリーズ最新作は祇園の話だったからしょうがないけど(千葉県の鶴峰八幡宮でロケだそうな)、やっぱラストはココであって欲しかった。
「近江八景」の「堅田の落雁」として浮世絵に描かれ、俳句に詠まれた琵琶湖の絶景のひとつが浮御堂です。JR堅田駅から路線バスで10分もかからず、土日は「浮御堂前」というすぐそばのバス停に停まりますが、平日は「堅田出町」下車で徒歩数分です。
浮見堂の正式名称は海門山満月寺。比叡山の僧、源信(恵心僧都)によって、琵琶湖の安全と衆生済度を祈願して建立された寺で、湖上の堂内には千体仏が安置されております。
浮御堂脇にある沖ノ鳥島みたいに防護(?)された正岡子規の湖中句碑
境内も見た記憶ある
浮見堂から見た「いつもの場所」
ロケは満月寺境内でも行われていますが、最も見るのはお堂の北側の湖の畔。寺から直接出入りはできず、一旦外に出て駐車場と堅田藩陣屋跡の横を通って大回りせねばなりませんが、 ここから浮御堂を見ただけで非常に気分が盛り上がって、歩く手間など気にならない。ここ!ここ!
ここから湖畔へ
テンションMAX!
寺に直接出入りはできない
手前には句碑やベンチもあり、少し歩くと堅田漁港
撮影中に来たら困るヤツ?
それにしても、さっきからワシャワシャブーブーと喧しい音が湖からする。「何?せっかくの風情を壊すのは・・・」と見れば、こんな作業船が周囲を行ったり来たりしている。
これは滋賀県が誇る「藻刈り船 スーパーかいつぶりⅢ号」(下の動画はⅡ号)という、風情を壊すどころか琵琶湖の美しい景観を守る、見る間に藻やゴミを集めて行く頼もしいヤツなのだ!すごいぞスーパーかいつぶり号!
繁茂する藻
琵琶湖の水質等の自動観測所で、UFOみたいな南湖湖心局の撤去が決まったそうですが、どうなったのかなあ?
浮見堂から見える南湖湖心局
この後ウキウキ気分で周囲を歩いていたら、「おみやさん」で見たことのある神社がありました。わあい!