8話
4. ねねの道
「狩矢父娘シリーズ」の和美(藤谷美紀)が良くカメラを構えている
「ねねの道」は高台寺の西側、東山の円山公園から清水寺方面へと抜ける道です。電線を地中化して石畳を敷いて整備された道で、この地で余生を送った北政所ねねにちなんで名付けられました。夜、大雲院の門の前から南に向かって、事件の後味の悪さと虚しさを胸に歩くアリスの後ろに、一瞬、圓徳院三面大黒天の提灯が映り込みました。
目立つ門の提灯
かつてはここに文の助茶屋があった
圓徳院は高台寺の塔頭のひとつで、三面大黒天は豊臣秀吉の念持仏と言われています。「狩矢父娘シリーズ」では境内の茶屋が、密室トリック解明の重要なヒントを得る場所になっています。
御影石の石畳が続く
一年を通じて観光客が行き交う東山観光コースで、坂亦少年(小野寺晃良)と朱美ちゃん(山本美月)も歩いていました。