S17-13
17. 新日吉神宮
東山方面から市内への抜け道で混雑する
星が見えないこともない
S17-13話の事件現場となったのが、新日吉(いまひえ)神宮です。京都国立博物館の東、智積院前の東山七条交差点から、京都女子中学校・高等学校・大学が並ぶ通称「女坂」の途中にあります。
「銭形平次」では神田明神として撮影が行われた
近くに豊国廟や豊国神社があるし、日吉丸的な名前だし、猿(石像)いるし、てっきり豊臣秀吉の創建かと思ったらそうじゃなくて、 後白河上皇が院の御所を定めた際に、御所の守護神として比叡山の日吉社(現・日吉大社)を勧請され、東山の麓に「新しい日吉神社」を創祀したとあります。(秀吉を祀る境内社もあり、全く関係が無いわけではなく諸説あるらしい)
静かな境内
本殿前には狛犬ならぬ狛猿…神様のお使いである「神猿(まさる)」像が鎮座し、本殿の庇の下にある蟇股(かえるまた)部分にも彫刻があり、双眼鏡も設置された鑑賞ポイントからボタンを押すと、豆球が光って猿の居所を示してくれます。
双眼鏡と豆球のボタンがある親切仕様
肉眼だと良く見えない
御幣を持った猿が可愛い
山門に描かれた豹が徳弘正也テイストでカワイイ
虎もカワイイ
ロケ地は本殿北側
冬場にここで死体役は辛い
ロケが行われたのは本殿向かって左側で、確かに頭上に木が生い茂っていて、ドラマ通りに鳥居まで移動すると空が見えました。繊維片が付着していた鳥居のある境内社の飛梅天満宮は「菅原道真公と共に遺愛の梅の霊を祀る極めて珍しい神社」とあり、社殿両脇に鉢植えのしだれ梅が置かれた様子が、マリコさんの後ろにも確認できました。
梅の木の擬人化待ったなし
道路沿いの鳥居の前から市内が見渡せますが、交通量が多く、光害もあるだろうしで、星空を仰ぎ見るには、ラストに出た船岡山の方が断然適しています。
船岡山も良く事件現場になる
女坂を登り切ると豊国廟があります。が、総数500段以上の階段が待ち構えていて、ちょっと行く気にならない。(でも市川雷蔵♥の「眠狂四郎」のロケ地だそうだから見たいことは見たい。)